「好きな歌詞を口ずさんだり、ノートに書きとめたりしたことがある人は、世代を問わずたくさんいるはず。誰もが『自分を表現したい』という欲求を持っています。このプロジェクトを通じて、思春期の子どもたちに自分を表現する新たな機会を与えられると思います」と期待を語る。

 自身の子育てを通じて、小学校から高校までのPTA活動に携わってきた。「親たちも教育関係者も、さまざまな思いを抱えています。その思いをラップにぶつけてみてほしいです」と呼びかける。

 「勉強を頑張れとか、部活を頑張れとか、大人は子どもに筋道を示したがるけれど、苦手なことがたくさんある子もいます。全ての子どもたちが、自分の秀でたところを見つけられるような社会であってほしい」と願い、審査員を引き受けた。「さきがけ文学賞を主催する新聞社が、文学とは全く異なるラップのコンテストを開催することに驚いたけれど、文学もラップも言葉を扱うという共通点があるので納得しました。新聞社ならではの企画ですね」

 決勝大会については「おとなしそうな人が実は世の中を厳しい目で見ていたり、学校では目立たない子がすごく格好良いパフォーマンスをしたり。そんなギャップが見てみたい。皆さんの一歩踏み出す姿を見たいです」と話した。

秋田魁新報社

© 2025 Akita Sakigake Shimpo Co., Ltd.